会社設立当初の経費節減はできるだけ我慢を

会社設立をするときは、誰しもが将来の発展を期して、夢や希望を掲げ、勢いよく出発します。

多少の波風や障害物があろうと乗り切り、逞しい企業に成長させて見せるという意気込みなどもあるからです。

しかしながら、通常であればどのような業種でも会社設立から2~3年は経営数字に多くは望めず、赤字ということになることが多いのです。

それは設備投資の関係や顧客層が十分に広がらないこと、費用対効果という点でも費用だけが先に出ていくからです。

株主などへの協力を求める際に、中期計画や数年度の事業計画を提示しますが、この時はやや順調に売り上げが伸び、利益が確保できるというものとなるため、その数字を達成することは難しいということにもなります。

そうなると頭をもたげてくるのは経費節減という四文字になります。

ある程度出ていく経費を抑えれば、その分が利益に貢献するので、その範囲での効果はあります。

しかし、会社設立当初の経費節減は苦しくても我慢することがとても大事です。というのは、社員たちの意気が粗相してしまうからです。

せっかく頑張ろうという情熱が冷えてしまうのです。その影響は経費節減で得たものの数倍の損となります。

初期の段階では数字が良くならないのは、むしろ当たり前と割り切って、経費も投資と考える方が経営としてはベストなのです。

せっかく伸びていこうという芽を自ら摘んでしまわないことです。

このことは中小企業の経営者であれば、すぐに腑に落とせるのですが、大企業の出身者とか、金融関係の出身者は肌で感じることが難しいので、特に肝に銘じておかなければならないことと言えます。

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